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会長挨拶

西原 春夫 会長挨拶

≪2017年新年会挨拶より抜粋≫

【写真】西原春夫先生

只今、今年も会長職を仰せつかったばかりでござ いますが、会長として、一言ご挨拶を申し上げます。 もう月末になりましたが、本席は新年会でござい ますので、まず明けましておめでとうございます。 正月三が日、幸い大変静かな日々を日本国民は送る ことができました。皆様もそれぞれ、お健やかに新 年をお迎えになったことと存じます。

ただ、世の中全体を見廻してみますと、去年から今年にかけて大変騒がしい状況になって まいりました。EU からイギリスが離脱、トランプ新大統領はメキシコとの間に壁を造る― ―言ってみれば、ここ数百年、人類の歴史を引っ張ってきた西欧諸国が、分裂、対立、内向 き――そういう傾向に陥ってしまった――と言えるのかもしれません。 これが一時的現 象であればいいのですが、 ひょっとすると“ここ五・六百年、人類を主導してきた「ヨー ロッパ近代」そのものが崩れかかってきた、その象徴であるかもしれない。” こう考えてみ ますと、 “これは数年前から言われていた、「21 世紀はアジアの時代だ」いうことと、セ ットになった現象ではないか” こんなふうにも思われるのであります

そういう中で、今年は我が少林寺拳法が創始 70 周年を迎えます。そのテーマ が「架け 橋たれ」” というのだとうかがい、私は大変感動致しました。欧米がどうなろうと、我々は 「架け橋たれ」で行くよ、と、こういう心意気・決意を表した言葉ではないだろうかと、こ のように受け取った次第でございます

実は私自身も、数年前から架け橋になる仕事をしてまいりました。 ひょっとすると、今 年の 5・6 月頃にはそれが現実に動き出し、世の中に公になるかもしれません。本日はあま り時間がかけられませんので、ただ「こういうものだ」というのをご紹介するにとどめます。 それは、マスコミに公になる時期が近づいてきましたので、そうなったときに世間向けに発 表するために作った趣意書の原案です。

「戦争ではなく平和を。対立ではなく融和を。力ではなく法を。このたび、日本側の呼び かけに応じて、東アジアの国際法学者から成る組織作りが始まった。目的は、東アジアに現 実に機能しうる、国際ルールの共通理解の確立。目標は、東アジア 13 か国、いわば ASEAN+3 の国際法学者より成る『東アジア国際法学者連盟』の設立。経緯は、すでに日本、 中国、韓国、シンガポール、タイ、が参加を表明、以下順次、参加国を増やしていく。その 大きな目標は、「欧米諸国が分裂、対立、内向きの傾向に陥っている状況の中で、アジア諸 国は対等・平等の立場に立ち、仲良く共同して <21 世紀はアジアの時代>にふさわしい、 新たなアジア秩序の理念、思想、骨格を作るのに資する。」

この考え方は実は、私が東京都少林寺拳法連盟の会長を仰せつかってから、まさに開祖宗 道臣先生の教えを知るに至って、その精神の上に立って、計画を立ち上げたものなのです。 まさに「架け橋たれ」というテーマに合った仕事ではないだろうか!! このように考えており ます。

皆様、今年は少林寺拳法創始 70 周年のみならず、東京進出 60 周年という、大変重要 な節目の年でございます。欧米がどうなろうと、我々は、悠々と、堂々と、お互いに架け橋 たろう、こういう努力をしていこうではありませんか!! そのことを、この新年会で、皆様と もども誓い合いたいと存じます。どうぞよろしくお願い致します。